カテゴリー
cryptocurrency

仮想通貨(暗号資産)(2)



そもそも通貨とは何。通貨がなければ人間としては、物と物を交換する訳だが、相手が持っている物が、必ずしも自分が欲しいものではなかったたりして不便。通貨という一時的な価値保存手段を通じて、自分の欲しいものを通貨で買い、他人が欲しいものを通貨で売る。

いま地球上で、さまざまな通貨が流通しているが、その通貨がそもそも価値あるものなのかという疑問がある。歴史上、物の価格が突如として急激に上昇するハイパーインフレーションという事態になると、その通貨の価値がなくなる。いわゆる紙切れになる。つまり、通貨は必ずしも価値あるものではない。

日本で流通している通貨で最も日本に住んでいる人々が信用している通貨は日本円だ。日本円を発行しているのは日本の中央銀行である日本銀行、その後ろ盾は日本政府、みんな日本政府を信じているから、日本銀行を信頼し、日本円を信頼している。果たしてそれでよいのだろうか。

私がなにも日本円を信じていない訳ではない。私は言いたいのは、みんなが信じているから日本円は通貨として流通して使われているということだ。つまり絶対的に価値のあるものとは限らないということだ。

カテゴリー
cryptocurrency

仮想通貨(暗号資産)(1)



数年前から知人と仮想通貨のことについて話していたが、如何にも怪しそうだったので、自分から投資しようと思ったことはなかった。

ただのデジタル情報の塊に、根源的に価値があるとは到底思わなかった。根源的という言葉を定義なしで使ってしまったが、私の意味は、いざとなれば他の何か価値あるものに一定の予測出来る比率で交換できるぐらいの緩い意味のものである。

さまざまな業者が市場参入した電子マネーは、日本円で他の物を購入するだけなので、上記定義からすれば根源的な価値はあるが、私が見る限り今後普及が拡がるとは思えない。なぜなら、電子マネーの業者ごとに、小売店は端末を用意しなければならないので小売店のコスト負担が重すぎると思えるからだ。

その一方で、仮想通貨ついては、さまざまな事件が起きて、まったく信用されないもののように思われているが、実はそうではないことを次回以降語りたい。