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起業するということ(11)

どこかで、Lean Startup(リーンスタートアップ)のことについて書いたかもしれない。

Leanというのは、痩せているとか、無駄のない、贅肉のない、という意味だ。

いまや、さまざまな法改正(会社法など)、さまざまなウェブ上の情報によって、だれでも、日本では20万円ほどあれば起業できる。まあ、帳簿つけないといけない、税務申告はしないといけない、社会保険の届けしないといけない、などいろいろあるが、それほど難しいことでも金のかかることでもない。

アイデアがあって、なにかプロトタイプでもよいから製品があれば、もしくは能力の片鱗でも見せられれば、起業できる。

ちょっとした資金ならば、ある意味、はやく調達できるようにもなっている。まさに牛丼屋。はやい、うまい、、、

ソフトウェアもハードウェアも安価になり、クラウドサービスがそこら中にあって、起業した後、必要なのは、スマホとPCと名刺だけあるとできる。会議もWeb会議となれば、移動する必要もない。CO2削減効果大だ。

しかし、問題はそのあと。技術が進歩して、どんな技術も安価に手にいれられる社会では、資本力より、むしろ問題解決能力のほうが、重要になってきている、と思われる。とくにスタートアップでは当たり前だが、既存の産業でも同じようなこと起きている、と思う。銀行は、これからどうなる。重厚長大な産業の企業は、どうなる。企業が存続するには、もはや資本力だけではどうにもならなくなった。

私が思うに、必要なのは、顧客がもつ問題やニーズを認識し理解し、学習し、自社のプロセスを絶えず改善し、意思決定をすばやく行い、決定事項を実行する、ことだ。しかも、あまり無駄に金をかけずに、とりあえずでよい。失敗したら、問題認識、学習、改善、意思決定、実行を繰り返すだけ。失敗にいつまでも拘泥しないで、次々と新しいことを試す。

失敗を苦痛とは感じない精神が大切。日本の教育は、それができているのだろうか。企業経営という経済活動においては、なんでも無駄なことせず、リーンにやっていこう。もちろん、重要なところには金をかけるべきだが。