外国語を使うためには、その言語の使われている文化や習慣を意識する必要がある。日本人が通常日本で考えることをそのまま外国語に置き換えても、日本のことを知らない外国人には簡単なことでも意味が通じないか、怪訝な顔をされることがある。
例えば日本語の「すみません」。これを I am sorry. I’m sorry. と言ってしまうと、変に思われる。なぜか。「すみません」には、こちらには過失がある訳ではないが、お手数かけるね、程度の意味しかないが、英語でI am sorry.というと、明らかにこちらに過失があることを認めている意味になる。よく言われるのが、アメリカで自動車運転して事故起こしたら、絶対にI am sorry.と言ってはいけないこと。これをいきなり言うと、こちらの過失は100%だと自分が認めることになる。日本語の「すみません」は、店員に声掛けする時にも使える便利なフレーズだが、外国語に訳すと状況に応じて複数通りの言い方になる。
声掛けであれば、Hi.とかHello.でよい。