私が以前勤務していたドイツの印刷機械メーカーのハイデルベルク。
オフセットという印刷方式の印刷機械メーカーとしては世界最大手であり、世界市場の40%をもつ。
印刷というと思い浮かべるのは紙に印刷された印刷物。普通は本や雑誌のことを思い浮かべる。
紙は貴重な資源であり、世の中のデジタル化が進む中で、当然、消費者の紙離れがおきている。
すると、印刷という産業は、先細っていくのでは、と思う。
ところがどっこい、印刷物には紙以外のものもある。例えば、医薬品である錠剤やカプセルを包むパッケージ。Amazon使って商品注文しても、Amazonの名が印刷されているパッケージに包まれて商品が届く。
確かに刻々と変わる情報のやり取りには、印刷はデジタル情報技術には勝てない。
しかし、人間が物理的な存在である以上、物理的な商品が必要であり、それを消費者に届けるために印刷されたパッケージは欠かせない。
印刷の未来はまだまだ広がっていると考える。