企業や産業などの状況を理解する手段として、数値を集計するのが一般的だ。会計は数値を記録する手段としては有効ではある。
しかし、有形資産や無形資産などに分ける考え方、それを貸借対照表に載せるか載せないか、目的なしに決めても無意味だ。そもそも過去に払った金額で資産の価値を決める考え方そのものが無意味だ。
より少ない投資で、より多くのリターンを得る方が良いので、資産はより少ない方が良い。
現状は、IT産業はそういうことができる余地が大きく、伝統的産業では厳しくなっていると言う事だ。ITでは、投資はすぐにするが投資を打ち切るのを決断するのも早い。
あと、企業価値は、基本的に有形資産でも無形資産でもなく、将来のリターンを生み出す力が源泉になっていることを理解すべきだ。無形資産では企業価値は表わせない。