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ブロックチェーン(4)

共通鍵暗号方式は、複数の相手にそれぞれ別の鍵を作らなくてはいけないので面倒だが、処理速度は速い。

一方、公開鍵暗号方式は、複数の相手でも一つの同じ公開鍵を作るだけなので簡単だが、処理速度は遅い。

ハイブリッド方式は、これら2つの方式を組み合わせる。

まず、公開鍵暗号方式で、受信者が送信者に公開鍵を送る。もちろん、受信者はその時に秘密鍵を作る。

送信者は、その公開鍵を使って、共通鍵暗号方式で共通鍵を作るが、その共通鍵を公開鍵を使って暗号化して受信者に送る。

すると、受信者は、公開鍵暗号方式で事前に作成していた秘密鍵を使って、送信者から受け取った共通鍵を復号する。

ここまでは、共通鍵を、公開鍵で暗号化して、秘密鍵で復号する、という鍵だけのやり取りの話。重要な点は、共通鍵を安全に送信者から受信者に渡せる点だ。

ここからは、その共通鍵を使って、暗号化したい平文を送信者は共通鍵を使って暗号化して暗号を送り、受信者は暗号文を受け取って共通鍵を使って復号する。その後のこれらの特定される送信者と受信者の間でのやり取りには繰り返しこの共通鍵が使える。

ハイブリッド方式は、容量の大きなデータ、つまり平文、のやり取りには有効だ。

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